ユニオン・スクエア、モスコーニ・コンベンション・センター、Yerba Buenaセンターいづれからも近い抜群のロケーションに、2011年夏オープン。中2階に通じる階段、ブース席を壁際に配した1階、15席ほどのバー・カウンター、すべてがコンテンポラリー。店名に「ブラッセリー」をつけているように、 メニューは馴染みのあるアメリカン料理。訪れる人がリラックスして食事を楽しめる雰囲気作りができている。ケッグごとワイナリーから仕入れての「Wine on Tap」は、ボトル売りされていないカリフォルニア・ワインを、グラス・500ml・1リットルの単位で注文できるユニークなシステム。
One Yerba Buena Lane, San Francisco, CA 94103
http://www.bluestembrasserie.com
Tel: 415-547-1111
SFジャイアンツの本拠地AT&T Parkに近いこともあり、試合の前後は特に大賑わいであるが、それ以外の日でも予約なしでは難しい人気店。ACMEブレッドを使ったハンバーガーが看板メニューになっているが、ここの強みは前菜にあり。今では多くの店で見かけるようになった芽キャベツのチップは、 おそらく当店が最初。ベイクド・オイスターと、スパークリング・ワインの組み合わせも外せない。グラス・ワインも、常時、赤白それぞれ9種ほどある。カジュアルにサンフランシスコの夜を満喫するのに最適の店。
今や米国内に17ものグループ店舗を展開するマイケル・ミーナ氏。自身の名前を冠した当店はラスベガスにもあるが、キャリアの出発点でもあるサンフランシスコは彼にとっても特別な場所である。シェフとしての名声を築いた「Aqua」のスペースを買い取り、ウエスティン・セント・フランシス・ホテル内から移転したのが2010年。 そして2012年秋、Ron Siegel氏をエグゼクティブ・シェフとして当店に招き入れた。Masa’s, Charles Nob Hill, The Dining Room @ Ritz Carltonで、その実力がお墨付きのシェフ・シーゲルが着任されて以降、料理はより繊細に、より軽めに、より日本色鮮明になっている。デザートがまた素晴らしい。
252 California St, San Francisco, CA 94111
http://michaelmina.net/restaurants/locations/mmsf.php
Tel: 415-397-9222
長らくトンネル近くの木賃宿だった所が大改装され、2階にコージーなバー「Burritt Room」が開いた途端、バー愛好家の間で密かな人気を博したのが2010年。そして、このプロジェクトを手がけたセレブリティ・シェフ&実業家のチャーリー・パーマー氏が、 バーの隣にダイニング・ルーム「Burritt Tavern」をオープンさせたのが2012年春。「古き良き時代のアメリカ」風内装の店内は、昼間でも薄暗く、それがまた「知る人ぞ知る」的雰囲気を出していて面白い。ここでは、メニューを吟味しながらカクテルを一杯、という「大人」なパターンを踏んでみたい。
417 Stockton St, San Francisco, CA 94108
http://www.mystichotel.com/Eat-Drink/Burritt-Tavern
Tel: 415-400-0561
Food Networkチャンネルでお馴染み、セレブリティ・シェフ Tyler Florence氏の店。元「ルビコン」だった店舗をゴールドラッシュ時代のバー風に改装し、2010年6月に開店。アメリカ~ン!な料理をがっつり食べたい時はここ。 フライド・チキンは特に人気で、ランチ時に行くと、二人に一人は注文している様子。ワイン・リストは、カリフォルニアの少量生産ものを中心にしており、従って内容は頻繫に変わる。カクテル、スピリッツも多種揃っているので、酒飲みにはたまらない。
558 Sacramento St, San Francisco, CA 94111
http://wayfaretavern.com
Tel: 415-772-9060
人気老舗「Boulevard」のオーナー・シェフNancy Oaksさんが満を持して2010年にオープンさせた姉妹店。一面ガラス張りの当店は、モダンかつエレガント、でも温かみのある内装。 バー・カウンターでカクテル片手にバー・メニューを食すのも良し、長テーブル(合席スタイル)でカジュアルに食事するのも良し、メイン・ダイニング・ルームでしっかり頂くのも良し。旬の素材を多用するので、メニューは頻繫に変わる。
元「フレンチ・ランドリー」のChef de Cuisine、Corey Lee氏がオープンさせた店。メートルが、入り口の外で戸を開けて迎え入れてくれるという、高級店にふさわしい始まり。まずまずの広さの店内に座席がゆったりと配置されているので、全体的にとても静か。 メニューは、15-17コースのテイスティング・コースのみ。火・水・木曜日はアラカルト・メニューもあり。各ディッシュは少量だが美しく、大変な手間がかけられている様子が明らか。アジアのバックグラウンドが随所に発揮されているユニーク&繊細な料理を堪能して頂きたい。