コスタリカの一番の魅力といえば、変化に富んだ豊かな自然! コスタリカの陸地は世界のわずか0.03%(日本の約7分の1)ですが、そこに全動植物種の5%、鳥類・蝶類・ランにいたっては10%が生息しているという、まさに世界屈指の動植物の宝庫です。国土の4分の1が国立公園や生物保護区に指定されていて、ジャングルの熱帯雨林、高地の熱帯雲霧林、低地の熱帯乾燥林、活火山、カリブ海、大平洋と、多種多様な自然が混在しているので、ほんの1時間程度の移動でも景色が劇的に変化していきます。つまり、点で見る観光ではなく、移動中も野生の動物との出会いが期待できる、線で見る旅になるというわけです。いつも旅行中の移動時間は昼寝タイムと決めている方も、コスタリカではウトウトする暇もないかも!?
また、単に自然を誇るだけではなく、環境保護と観光誘致の両立に積極的に取り組んでいるのも、コスタリカの特徴のひとつです。例えばエコツーリズムの発祥の地と呼ばれるモンテベルデでは、地元が主体となって組織・運営し、観光客が自然を学び、地元の雇用を増やす――といった具合。そのため、トルトゥゲーロやコルコバードといった未開の地でさえ、質素ながらも清潔で快適な宿泊施設が整い、安全に自然観察を満喫することができます。愛らしいサル、呑気なナマケモノ、カラフルな鳥や蝶、様々なコスタリカの生き物達は長年に渡る自然保護のお陰であまり人間を恐れないので、旅行者はかなり近づいて観察したり、写真を撮ることができます。気になる動植物保護のためのルールはネイチャーガイドがしっかり教えてくれるので大丈夫、コスタリカならではの自然をたっぷり満喫してください!
通貨:1000コロン=$1.98(2013年10月現在)
査証:90日以内の観光は不要(日本国籍保持者の場合)
パスポート残存期間:入国時90日以上(日本国籍保持者の場合)
外務省 海外安全ホームページ
在コスタリカ日本国大使館
首都サンホセの情報
標高の高い高原都市サンホセは、比較的心地よい中米諸国の軽井沢といえる。今から250年ほど前からコーヒーやバナナ生産によって急成長を遂げた。この街は植民地時代以降に発展し、地震災害にも見舞われたため、他の中米国の首都ほど植民地時代の面影を残していないが、街全体の雰囲気にはやはりヨーロッパを感じる。共通言語はスペイン語なので、英語は観光地やホテルでも片言、又は話せないという人も少なくない。
世界一美しい鳥と呼ばれるケツァールが生息し、エコツーリズムとしても紹介され、コスタリカで最も有名な観光地の一つです。モンテベルデ自然保護区や隣接する保護区は熱帯雲霧林と呼ばれる独特の生態系の森です。雲や霧が多く、木々はコケ、シダ、着生植物にビッシリと覆われ、鬱蒼とした神秘的なジャングルの中でマイナスイオンをふんだんに浴び、快適な森林浴を五感で満喫できます。このモンテベルデでぜひ体験して欲しいのが、約50メートルの高さに設置された橋を渡り歩く『スカイウォーク』。高所恐怖症の方にはちょっと辛いかもしれませんが、地上からは見られない場所に生息する多種多様な植物や野鳥の姿は想像以上に新鮮な驚きの連続です。
- アクティビティ:海亀産卵観察ツアー(7月~9月)、野生動物観察(ボート、トレイル)、キャノピーツアー
- 観察が期待できる生き物:ホエザル、ノドジロオマキザル、クモザル、ナマケモノ、カワウソ、コウモリ、ワニ(カイマン、クロコダイル)、イグアナバシリスコ、アカメガエル、矢毒カエル、トゥーカン、ハチドリ、トロゴン、インコ、水鳥多種、淡水カメ、アオウミガメ
- 気候:最低気温12℃、最高気温20℃。日中はとても爽やかな高原気候ですが、風が強くなると朝晩の気温が10℃以下になることもあるので、上着、セーター等の寒さ除け対策が必要。
- 携行品:雨具
- アクセス:サンホセから車で4~5時間。車酔いが心配な方は後半約1時間半の未舗装の悪路に備え、酔い止め薬をご用意ください。
ラッペル
ロープを利用し降下。ロープを握りしめる強さを加減することにより降下スピードを調節でき安心。
ターザンスイング
ロープを利用し川の向こう岸へ渡る。何もしなくても対岸に渡れる気楽さ。約5メートルをわずか数秒で渡る。
ロッククライミング
渓谷を登る。背中から引っぱり上げられている安心感と、一歩ずつ登る達成感。
乗馬
川を何本も横切り爽やかな森を散歩。馬がコースに慣れており初心者でも乗れる安心感。
チュービング
大きなチューブにお尻からスッポリ入って川下り。リバーラフティングの一種ですが、1人乗りで水しぶきを浴びる爽快感は格別。
キャノピー
ターザンのように森を空中散歩。樹間を宙吊りでスピードを出して渡る、スリル満点のアトラクション。
旅行といえば食事も大切ですが、コスタリカの食事情はどうかというと、これといって珍しいものはない代わりに、何を食べても日本人の口に合うと思います。油ギトギトや激辛料理はほとんどなく、熱帯の良い素材をあっさりした味付で楽しめます。もちろんトロピカルフルーツ、生ジュースは年中美味!
豊かな自然、さまざまな動物との出会い、ユニークなアトラクション、おもてなしの心を持った人々…コスタリカでのバケーションをぜひご体験ください!
オジャデカルネ
「 肉鍋の意味。牛肉の他、沢山の野菜(キャッサバなど多種芋類、バナナ、瓜、にんじん、トウモロコシ)があっさりとしたスープと共にとても食べやすく、コスタリカの食材の素材の良さを実感できる一品です。
ガジョピント
朝ごはんの定番。見た目は赤飯の様ですが、作り方はピラフの様で塩味。卵、焼きバナナ、トルティージャを添えます。自然観察のコスタリカでは、朝からしっかりごはんを食べて歩いてもらいます!
カサード
コスタリカ版定食。お皿には必ず白米・豆・サラダが盛り合わせられ、メインを牛肉・豚肉・鶏肉・魚などから選択できます。
コーヒー
コスタリカと言えばコーヒー。あっさりとした飲み口で何杯でも飲めます!
コスタリカ産の主なビール
左からババリア、インペリアル、ピルセン。最も売れているのは、真ん中の「インペリアル」ですが、口当たりは軽めです。現地スタッフのお勧めは、一番左の「ババリア」!
コクがあり、日本人の口にとてもよく合います。